違和感のある文体に慣れるのに、時間が掛かりました。
主人公の考えている事が、そのまま地の文に書かれているので、まどろこしく感じたからです。
内容は、けっこう狭い世界の中でしっかりとお話が繋がっていって、上手いと思いました。
ミステリーというより、青春小説ですね。
ただ、やっぱり、見どころは、無表情キャラである初の感情が表れた瞬間だと思います。
そこを楽しまないと、面白さは半減でしょうね。
- 作者: 相沢沙呼
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 単行本
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