結婚式・新婚旅行までの道のり1 プロポーズ編
結婚するためにはプロポーズをしなければならない。
最近は、いつのまにか付き合ってたとか、特に言葉もなく結婚してたとか、気づいたら子どもができてたとか、そんな話を聞くが、やるべきことと守るべき手順は間違えない方がいい。
準備も大変になるし、覚悟がいるし、なにより周りの視線が辛い。
特にプロポーズはしっかりとした方がいい。
仕事場のおばさんお姉さんに結婚について聞くと、高確率でプロポーズの不満が返ってくる。ネットで調べてもらってもいい。きちんと言ってもらえてないとか、いきなり変な場所でだったとか、パジャマだったとか、酔っ払ってよく覚えてないとか。
たった1日の頑張りで、長い結婚生活で一生言われ続けなくなるのである。おばさんの自虐ネタに使われるくらいなら、ちょっと頑張った方がいいし、結婚しますと言うと大抵「プロポーズはどんな感じだった?」と聞かれるので、それなりに答えられるようなものにしておいて損はない。
前置きが長くなってしまったが、そういうことを勉強していたのでプロポーズは頑張ることにした。
まず、日程だが12月21日にした。覚えやすいし、クリスマス近くということでなんだか感じも良いと思ったからだ。あと、高級ホテルに泊まってホテルで言うことにした。
最近は、フラッシュモブというみんなでワイワイサプライズプロポーズとかも流行りだけど、それは見送った。ちなみに場所の定番は下記らしい。
あと、クリスマスに高級ホテル行くといえば、察してもらえるので、言われた気がしないとかのトラブルは避けることができる。
12月20日に待ち合わせをして、適当にデートをし、ホテルへ向かう。
ここで想定外の出来事が起こる。当初予定していた部屋よりグレードの高い部屋が空いているのでどうですか?と聞かれたのだ。やはり高級ホテルは違う。通常料金より安くしますよ、とも。そうはいっても当初の予定より数万円高い。一泊でこんなにかけるのは、正気の沙汰ではないと思いながらも、職場のおばさんの顔が思い浮かび、グレードアップすることにした。
グレードアップした部屋はでかかった。115m2あった。普段からこういうとこに泊まる人は何を目的で泊まるんだろうか?
そのまま適当に過ごし、夜ごはんはルームサービスにした。レストランにしなかったのは、なんとなく部屋で過ごした方が良い気がしたからで特に意味はない。レストランプロポーズも多いらしいし、レストランでの食事もいいかもしれない。
そして、日にちが変わって21日になった時にプロポーズした。
ここで調べた結果注意した方がいい点は、婚約指輪をこの時点では買っておかないという点だ。
時代も変わり給料3か月分なんてことはなくなったものの、それなりに高い。男からしたらリングに石ころ付いてるだけやんけ、と思っても高い。給料1か月分はどうやってもする。ということは少なくとも20日×8時間=160時間は働いた成果物である。その成果物が相手の気に入る物でなかった時の悲惨さは想像したくない。職場のおばさんが「貰ったけど全然趣味じゃなかったから、片付けてしまい、今となってはどこにあるかも分からないのよねー」と言っていた。悲しい。それを職場の若手へのネタにしちゃうのも悲しい。
なので、気をつけよう。よっぽど相手の趣味が分かるか、多少趣味と違っても付けてくれる文句も言わない天使のような性格をしているか、どちらかでなければ、サプライズで指輪を渡すのはオススメできない。
そんなこんなでプロポーズ編終了である。
あと、相手が分かっていて、OK 貰えると思っていてもプロポーズはとても緊張する。
それを踏まえてもプロポーズは、サプライズ過ぎるのは危険だと思う。2回目になるとどういう顔して言えばいいのかよく分からないし。