インドに行ったときの話である。
インド人は、少しずつ恋愛結婚も増えているが、基本的にはお見合い結婚で、しかも結婚式の時まで相手の顔を知らなかったりするそうだ。
結婚する時まで見た目が分からないとかヤバい、と思った。
しかし、首都デリーは少し違った。
デリーに行ったついでに、お土産を買おうと雑貨屋に入った時に、インド人のおばさん店主にスカーフを薦められた。母へのお土産にひとつ買おうと手に取ると
「あんた、彼女にも買っていきなさいよ!」
と、言われた。
あまり気乗りしなく、考えているフリをしていると、
「彼女、何人居るの?」
と、言ってきた。
1人、と言い返すと鼻で笑われ
「1人しか居ないとかwwwwww」
と、言われた。
インドは禁欲の国でしょうに、と不思議に思っていると、隣に居る可愛らしいお姉さんを指差して、
「この子4人居るのよ。そして、最終的に選んで1人にするの」
と、のたまった。
可愛らしいお姉さんも、ちょっと止めてよー、という感じながら、満更でもない感じであった。
四股かよ、と思ったけれど、インドでは基本的に結婚するまでプラトニックなので、そういう意味では、賢いのかもしれないと思った。
そのデリーの彼女が、そこら辺を守っているかは疑問だけど。
なんにせよ、都会は恐いところである。
結婚まで顔を見ないのが普通の国なのに、四股している人が居るのだから。
これを日本に置き換えると、東京の人はどうなってるんだろう、と考えてしまいますね。
ちなみに、上記に書いた通り禁欲の国ということで、基本プラトニックです。
その結果どういうことが起こるかというと、女性はまだ良いらしいけど、男性は大変らしく、その反動が凄いらしい。
結婚が決まると、仕事で3ヶ月使い物にならなくなる。
結婚1ヶ月前のインド人男性「ヤレる。遂にヤレるぞー。わくわくわくわくわくわく」
結婚式中(インドの結婚式は1ヶ月くらいかける)「お仕事休みます」
結婚式後1ヶ月「帰ったら、あんな事してー、こんな事してー、wwwwww」
という感じらしい。
仕事中、ソワソワし続けるんだそうだ。
禁欲っていうのも大変だなー、と思った。
禁欲だから、インド人は男性同士のスキンシップが異常にあるのかな、と「新世界より」
を読んで、そう思った。